皆様こんにちは、はなまるクリニック:救急救命士/診療アシスタントの小笠原です。
今回のはなまる便りテーマは…?
「診療アシスタントとは?」です。
診療アシスタントとは何ぞや?と言いますと…文字通り…
「医師の診療を補助(アシスト)する仕事」です。
診療アシスタントってどんなことするのー!?
① 医師と患者様の家に車で行く。
② バイタルサイン測定
③ わたしのカルテ更新
④ 処置準備
⑤ 処方箋のチェック
5つくらいですかね?まあ、細々した仕事は色々有りますが…
では、一つ一つ上記の項目に対してフォーカスしていきましょう‼
① 医師と患者様の家に車で行く
意外とかなり重要です(笑)
訪問診療の舞台は、病院ではなく患者様のお家です。そして、1日で複数件のお宅に訪問しますので、効率よく回ると、患者様&ご家族様とお話しできる時間が増え、お互いにと良いこと尽くしです‼
② バイタルサイン測定
体温、血圧測定、脈拍、サチュレーションモニターを使用した血中酸素飽和度測定。
患者様の状態を具体的に数値化することです。
例えば、血圧が高い状態が続いていたら、降圧剤と言われる薬を処方したりするため重要です。
③ 処置準備
定期的に行っている採血検査や、超音波検査、心電図測定等の専門的資器材の用意。
患者様によっては、定期的に様々な検査を行ないといけない病態の方もいます。様々な検査をスムーズに行うための準備です。
④ 処方箋のチェック
当院では問診療の際、診療をより円滑に行うため、あらかじめ、患者様自身の定期処方薬を印刷された処方箋を患家(患者様宅)にお持ちし、定期薬をしっかり服薬できているか、処方日数は次回の往診までで良いか、頓服薬(必要な時だけ飲む薬)や外用薬(湿布や塗薬)が必要かどうか確認します。
どうしても、患者様によっては、病態の悪化に伴い、嚥下能力(飲み込む力)が低下したり、認知機能の低下で、1日3回の定期内服が出来なくなってしまう方もいます。
その為、往診の際は、薬の内服状況や頓服及び外用薬の必要性の有無を丁寧に確認し、医師に伝え、処方薬を考えていきます。
⑤ わたしのカルテ更新
はなまるクリニックでは、患者様一人一人にわたしのカルテというものをお渡ししています。
わたしのカルテの中には、今までの診療レポートや採血結果等、様々な書類を往診の度に綴っております。
わたしのカルテの詳細が気になる方は、当院HPの訪問診療のページをご覧下さい(笑)
以上の内容が、診療アシスタントの主な現場業務です。
医師についてきているだけではないんです(笑) 意外と色々な事をやっているんですよー(汗)
では、診療アシスタントのやりがいってどんなところか。
確かに、様々なことを高水準でこなさなければいけない、大変なお仕事だと私自身感じております。私が一番やりがいに感じていることは…
患者様と親密に関わっていけること
訪問診療の性質上、患家にお伺いするので、患者様の外来では見えない点や、患者様のご家族ともより深く関わっていきます。このことって、すごくモチベーション維持に大切なんです。
私自身、前職では、救急隊の一員として、医療というものに携わっておりました。確かに、傷病者の緊急時に手を差し伸べていける素晴らしい仕事だと、今でも感じております。
しかし、救急現場って一期一会なんです。性質上、仕方ないんです。仕方ないのは重々理解していますが、腑に落ちないことも少なからず有りました。その葛藤の中で、深く患者様に関わっていける仕事したいと考え、はなまるクリニックの一員となりました。
前職への未練は無いかと言われたら、無いと言い切ることは今でも出来ません。ただ、後悔は有りません。
今は、はなまるクリニックの理念でもある
“あなたに寄り添う家族のように”
様々な患者様と関わることが出来て充実した日々を送っております。
患者様及びご家族の皆様、どんな些細なことでも良いので教えて下さい。医師に直接言いづらい事は、特に診療アシスタントを頼って下さい。
私達が医師への橋渡しになります。
嬉しかったこと、悲しかった等、一見診療と関係ないことも色々お聞かせ下さい。私達の原動力になります。
お互い、よく話し、よく理解し“はなまる“な関係を築いていきましょう‼
救急救命士/診療アシスタント:小笠原 拓也